湊坂地区の生活支援ボランティア活動

 

平成28年7月1日

 湊坂生活支援ボランティア 「絆 BONDS 」

  代表:田村朋子

 

湊坂の皆さんに高齢者の方々の生活支援についてご案内したいと思います。

 

世の中では少子高齢化が急速に進んでおり、私たちの町でも高齢化が急速に進んでいると実感されているのではないでしょうか。湊坂では、平成27年4月1日現在で65歳以上の高齢化率は20.3%、75歳以上の超高齢化率も5.1%となっています。それぞれのご家庭で介護の必要な方もいれば、まだまだお元気な方もいると思いますが、どちらにしても生活に不自由を感じておられる方はたくさんいらっしゃると思います。

 

新宮町では、本年度6月より地域包括センターを窓口としサポーター養成もおこない、生活支援サポート活動の輪を広げようとしています。皆さんのまわりでも、これまでも機会あるごとに、ご近所の一人暮らしの高齢者の見守りをして来られたことと思いますが、これを高齢者の介護支援として、地域全体で行おうとするものです。湊坂のサポーターの中からこの活動をより実効性のあるものにしたいとの思いが生まれました。

 

私たちは、大好きな湊坂に住み始めて歳を重ねてきました。それ故に、出来ることなら終の棲家として施設に頼らない、在宅介護で一生を終えたいと願っている方も多いいのでないのでしょうか。それにもかかわらず最近、諸々の事情で、やむを得ず転居された方が徐々にでてきています。残念なことです。行政は、介護費用増大からくる財政不足を理由として在宅での介護を勧めていますが、その為にはきめ細かく環境を整えることが必要で、同じ地域に生活する私達だからこそ,今出来る事があります。

 

身体の不自由なお年寄りには介護保険での介護やご家族の介護が不可欠となります。例えば草取り、窓ふき、電球交換等は介護保険の適用外となり、快適な住居環境を維持する事は決して易しくはありません。また、お仕事をされているご家族の方が自由な時間が取れなくて、不安を抱えながらも、やむを得ずお年寄りを独りにすることがあるではないでしょうか。

 

極端に言えば、世の中は介護される側と介護する側に分けられます。どちらの側にあっても大切なのは支え合いの精神、助け合いではないでしょうか。私達のグループは介護する側の一員として、サポーターとなり、ボランティア活動を始めます。大したことは出来ません。例えば、ゴミ出しの依頼からでも結構です。遠慮は要りません。〝ちょっとお願い〟と声をかけてください・・・